高野孝子の
地球日記

白夜のアラスカから

 午後11時。白夜の向こう広がるアラスカ山脈

 6月2日からアメリカ合衆国アラスカ州フェアバンクスに来ています。
 リサーチに関連した幾つかのことをするのが主な目的で、アラスカ大学で先住民族 の文化と教育についてのコースを取りながら、フィールドに出かけたりインタビュー をしたりしています。

 6月16日に8日間のアサバスカンインディアンたちとのキャンプを終えて戻りまし た。連日50から150名の人たちと一緒でした。
 蚊を見たら叩くという反射神経がだいぶ発達し、穴を掘ったり、釘を打ったりするの がうまくなりました。

 アサバスカンのお年寄り達は夕食のあと、ゆったりと流れるタナナ川のほとりに集 まります。自然に、高いピッチでリズミカルな歌が始まります。動物や自分の家族の ことを歌にし、時にはなかなか来ない飛行機を待っている間の歌やクリスマスツリー を描写した歌を作って歌い、踊ります。

 ビーバーやムースの解体を一緒にやりました。1メートルを超すキングサーモンのイ クラから目が離せませんでした。

 遠くに続く山々と白夜のフェアバンクス

 約1ヶ月の滞在最後にデナリ国立公園に行く予定です。
 写真は、大学の寮から見えるアラスカ山脈の光景です。撮影時間は午前1時近く。 現在、日照時間は21時間以上です。ホワイトナイト、白夜が続いています。〔6月 17日 高野孝子)

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