高野孝子の
地球日記

沖縄報告

嘉陽小学校生徒たちが大きくしてから海に放す、アオウミガメとアカウミガメの子ども 沖縄の青い海 参加者はカンカラサンシンに色を塗り、演奏に挑戦 参加者のテーマソングともなった「島人ぬ宝」を唄ってくれたBEGINの栄昇さん

 沖縄滞在を終えた後の振り返りでは、豊かな自然についても触れられたが、むしろ沖縄の人と自然の関係やライフスタイルのことが中心になった。

 インドのシーカさんは、嘉陽地区は「田舎」と言われたが、インドのそれとは違ってずっと発展している。道路も電気も水も美しい光景もあると発言。地域の発展のあり方について考えた。石塚くんは都会の暮らしがいいとする風潮があるが、沖縄の人たちには自由な空気がある。本当の豊かさはこうしたところにあるのではないか、とコメント。それに続いて、沖縄は平和で静かで人々が助けあって暮らしているように思う。人々が暖かい。タイではどんどん心の豊かさと笑顔を無くしていっているように思えてならない、などと発言が途切れなく続いた。

韓国のジュンモくんとカニ 那覇港に接岸した望星丸。ここから航海は始まった 名嘉睦稔さんお勧めの浜辺からサンゴ礁に守られた海に入る。初めて海に入る人も 沖縄ではコミュニティや豊かさを考えた

 カメが産卵する浜辺に、カニやカメの足跡と一緒にごみがあったことが指摘されると、多くの子どもたちが自分も気づいていたと発言。誰のごみかという問いに、観光客とする声が目立ったが、実はアジアの諸国から波によって運ばれているものが多いと聞いて判然としない様子だった。

 豊かさとは何か、発展は何を目指すのか、地球環境はつながっているなど、たくさんの学びのヒントをもらっての旅の開始だった。

 2003年8月25日 エジンバラにて
(写真はNHKの機材で参加した子どもたちが撮影)

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